蟠渓温泉 蟠渓温泉健康センター 広めの浴槽が心地よい

●国道453号に沿って湯宿や日帰り温泉施設が建ち並ぶ蟠渓温泉の中で、ひときわ静かな佇まいを醸しているのが「蟠渓温泉健康センター」です。入浴料金が300円とお手頃で、宿泊もできるようです。

●平屋の建物の奥にある浴室は、脱衣所こそ男女別に分かれていますが、浴室は混浴を貫いています。ですから、浴室内でもう一つある扉を「何だろう?」と思って開けてしまうと、他方の脱衣所ですから注意しましょう。でも、空いていることが多いと思うので、あまり心配することはないかもしれませんね。

●建物の割には浴室は広く、窓側に沿って小広い主浴槽があります。片隅にある湯口から、蟠渓温泉らしい無色透明のお湯が注がれています。湯口にはびっしりと析出したカルシウム分が付着していました。主浴槽のほか、壁際には小さな浴槽もあり、こちらはやや温度が高めの設定になっています。なお、源泉温度が高いことから、加水されています。

●成分分析書によると、H2泉源、組合泉源、国有泉源、河川泉源の混合湯となっていて、多様な所有の源泉のミックスになっているところが面白いです。浴感としては、蟠渓温泉らしい穏やかな肌触りで、気持良く長湯してしまいます。クセのない温泉ですが、わずかにカルシウム臭と鉱物臭を感じ、ミネラルウォーターのような味わいです。

(2010.01.16記)

※残念ながら閉鎖されたようです。


国道に面した平屋の建物が蟠渓温泉健康センターです。静かな佇まいです。


洗い場との間の浴槽の縁が曲線美を描く、ちょっと広めの主浴槽が特徴です。



片隅には小さな浴槽も併設され、こちらはやや熱めのお湯となっていました。

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