●公的情報から良い温泉を嗅ぎ分ける?●

白骨温泉の一件から、温泉施設の情報公開の流れが少しずつ見えてきました。
以下は、自治体などからインターネット上に公開されている情報です。
温泉めぐりの参考にいかがでしょう。

■ 自治体などが公開している情報を参考にする ■

 温泉施設の適正な表示についての自主点検結果(北海道 経済部環境振興課)
   http://www.pref.hokkaido.lg.jp/kz/kkd/209-onsen-zisyutenken/zisyutenken2/onsen-tenken3.htm
  ※現在、リンク先が削除または移動されてしまいました。
市町村や観光協会の不当表示をはじめ加温、循環、消毒などの自主点検結果をそのまま公開しています。個別の施設には触れていないので、あまり参考にはなりませんが、ないよりはマシといったところでしょうか。
 札幌市内の温泉利用施設の温泉掲示について(札幌市 札幌市保健所)
   http://www.city.sapporo.jp/hokenjo/f3seikatu/f79onsenkeiji2.html
  ※現在、リンク先が削除または移動されてしまいました。
札幌市内の個別の温泉施設について、加温、加水、循環、消毒の有無について一覧表で公開しています。掲示不要施設というのが、いわゆる塩素殺菌なしで、かつ源泉掛け流しと考えてよいでしょう。

温泉利用者としては、まだまだ不足する感が否めませんが、
今後の更なる各施設の情報公開を望みたいところです。
たとえば、白骨温泉の入浴剤混入事件で大きな問題となった長野県では、
次のような情報公開を徹底して進めています。

 「安心、安全、正直」な信州の温泉表示認定制度(長野県)
   http://www.pref.nagano.jp/syoukou/kanko/onsen/toppage.htm
  ※現在、リンク先が削除または移動されてしまいました。
源泉の状況、浴槽の状態、衛生管理の実態を細かく表示した認定証を各温泉利用施設ごとに発行し、その内容もPDFでインターネット上に公開しています。内容的にも十分に満足でき、利用者としては良い判断材料です。

温泉と観光大国を自称する北海道でも、このような情報公開を積極的に
取り組んで欲しいところです。道民として少し情けなくも思います。

参考までに、温泉法施行規則の改正内容もリンクしておきます。

 温泉に関する法令など(環境庁 温泉の保護と利用のページ
加水、加温、循環(ろ過を含む)を行っている場合には、その理由を含めて表示することが義務付けられました。また、入浴剤や消毒の有無についてもその方法を含めて、表示が義務付けられています。環境庁のページも、じっくり見ると興味深い記事もたくさんあります。


皆さんの後悔のない良い温泉めぐりを願っています。


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