●温泉情報を嗅ぎ分ける?●

数多くの温泉から、自分の好みの温泉を探し出す、良い温泉宿を見つけ出す、
新しい温泉施設や、それとも人知れない温泉場を見つけ出す、
そういったことは重要なのですが、なかなか難しいものです。

その辺のちょっとした私のノウハウを記すことにします。

■ ガイドブック、雑誌を読み分ける ■


旅行雑誌、温泉ガイド、紀行文など、温泉情報の第一歩とも言うべき
もっともポピュラーな方法ですね。私も多用します。
これらの書籍は、概ね3つに分類されます。
B-@広告料によって成り立つ旅行雑誌
B-A出版社などが編集したガイドブック
B-B明確な個人が著作した温泉ガイド


B-@は、施設側からの広告料によって記事を掲載し、それを旅行雑誌として
読者に販売するスタイルのものです(北海道じゃらんなど)。
B-Aは、広告料は取らないが、施設側が提供する素材を編集して、
ガイドブックとするものがあります(一般的なガイドブック)。
B-Bは、主義主張の明確な著者が責任を持って、取材し
編集してあり、内容とともに読み物としても楽しいものです。

それぞれのビジネスモデルの良し悪しは議論しませんが、
そういった事情を知ることで、出版物を上手に読み分けることができます。

B-@は、新しい施設の存在をいち早く知ることができるので便利です。
B-Aは、正確な位置と、きれいな写真が参考になります。
B-Bは、著者の好みを知ることで、文章がとても参考になります。
(逆に言うと、他の部分は鵜呑みにしないほうが良いということです)

■ インターネットを読み歩く ■

私自身も、インターネットに流れている情報はとても重宝しています。
でも、やはり、HP運営者の立場により、色々ありますね。

I-@温泉宿が自ら運営するHP
I-A旅行会社、旅館紹介のHP
I-B個人サイト         


説明は不要だと思います。I-@はリーフレット(下の項参照)ですし、
I-AはガイドブックのB-@やB-Aと同じですね。
結構、参考になるのがI-B個人サイトです。

出版よりハードルが低いため、個人の温泉紹介サイトは多数あります。
それぞれ、好みは違うし、必ずしも万人受けを狙うわけでもありませんので、
その内容や感じ方は非常に多種多様です。このサイトも同じです。
サイト運営者の考え方や好み、感じ方を良く知ることによって、
どのサイトでも、自分にとって多くの情報を与えてくれます
好みが合う人だけでなく、合わない人の情報も重要と感じています。
でも、このサイトが参考になっているかどうかは・・・どうかな?(^^ゞ

■ リーフレットと宿のHPから読み取る ■

温泉宿が自ら運営するHPやリーフレットも、私は参考にします。
私が着目する点は次の3点です。
・宿が誇るもの    
・温泉についての扱い
・浴室・浴槽の写真 


リーフレットやHPは、その温泉宿の姿勢をあらわしています。
その内容には、当然その温泉宿のセールスポイントに力が入れられています。

書かれている内容が、料理や施設が中心で温泉の扱いが小さければ、
源泉の使われ方や、浴室の手入れが不十分である可能性があります。
逆に泉質や浴室の説明に十分なスペースを割いていたら、
あっ、この宿は温泉に自信があるんだな」と感じますね。

次に温泉の扱いですが、泉質は温泉名の区分に正しく表記されているか、
効能を記載しているか、サウナやジャグジーが紹介されたりしていないか、
写真は浴室の全てを掲載しているか、などなどです。
なお、成分分析書が掲載されていれば、なおグッドです。

写真については、以下に詳細に述べます。


■ 浴槽の写真は最大の情報源なり ■


施設側の悪意でもない限り、もっとも正確な情報源は写真です。
私は写真をとても重要視します。穴が空くまで見ます(笑)。
ポイントは、次の5点です。

@注がれるお湯の量(妙に注がれる湯量が多くないか)
Aお湯が常に溢れていそうか、床全体が濡れているか
B床や浴槽の縁に湯華模様や堆積物があるか     
C記載されている泉質と、湯の色が概ね一致するか  
D地元の日帰り客が利用していそうな雰囲気か     



ほかにも色々ありますが、私はそんなところです。
ご参考になりましたか?

皆さんの後悔のない良い温泉めぐりを願っています。


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