●はたして温泉はアトピーに良いか?どんな温泉が良いのか?●

何を隠そう、私は肌の弱い人間です。
医学的にはこれをアトピーと呼ぶようです。

温泉ははたしてアトピーに効くのかどうか?
効くとすれば、どんな温泉が良いのか?
アトピー患者の永遠の命題でもあり、興味のあるところです。
温泉ガイドブック、医学書や民間療法など様々な情報があります。

ここで、私、温泉人(おんせんびと)の経験から少し考察します。

(ご注意)
◎医学的根拠、生理的根拠は持ちません。
  ・私自身の経験による実感です。これは人さまざまです。
◎湯治とは異なります。
  ・週末に日帰りでちょっと入る温泉と、1日に何回もの入浴を
   何日もくりかえす湯治とでは、その効果は全く異なるはずです。
  ・ここでは、私のように1〜2日の温泉入浴を楽しむ立場を
   前提にします。

日帰り入浴、良くても1泊程度の温泉で、
湯治と全く同等の温泉効果を期待するのは無理でしょう。
その場合、温泉のお湯は肌にとっては、やはり刺激物です。
肌への余計な刺激を抑え、浴後の肌触りを確保し、
さらに心身ともにリラックスできるかどうかが、大きいと思うわけです。

そういったことを踏まえ、
以下の温泉は避けたほうが賢明だと考えるのが、私の肌の声です。

アトピー的に、避けたほうがいいなぁ、と思う温泉
@硫黄泉(特に強酸性の温泉)
 硫黄泉では、肌への刺激感が強く、浴後に長い間ヒリヒリ感が伴うことが多いようです。特に、硫黄泉は強酸性であることが多く、湯ただれを起こす場合があります。刺激はかゆみにつながり、なぜか傷が増えたりします。殺菌効果が高い、と言われていますが、その前に刺激に耐えられません。
A食塩泉(特に強塩泉)
 因幡の白ウサギ、と言えばわかるかと思います。傷がある場合、とにかく沁みます。あと浴後に肌が結構乾燥することが多いようです。保湿を忘れずに。強塩泉では特有の長いホテリ感が、返って痒みを呼ぶことも感じます。
B塩素混入している温泉
 塩素が体に悪いということは別にしても、浴後にはカサカサと乾燥することが多いように感じます。まぁ、この塩素混入している場合、当然、その温泉の泉質による効果も期待薄です。
※このような温泉では、上がる前に真水で良く流すのが賢明かと思います。

逆に、良かったなぁと思う温泉は、

アトピー的に、良かったなぁと思う温泉
@中性〜弱アルカリ系の温泉(一般的に)
 ペーハー的にあまり偏らないのが、刺激が少なくよく感じます。アルカリ質はツルツル感につながり、入浴後の肌触りが良いようです。
Aモール系の温泉
 上記と同様、ツルツル感がたまりません。モール系温泉には刺激の強い温泉は少ないように感じます。
Bアブラ感のある温泉
 この世界では、豊富温泉が有名ですね。乾燥肌にはこのオイリーなお湯は、確かにいい感じです。ただし、強塩泉には注意。
C成分にマグネシウムやカルシウムを含む温泉
 旧泉質名で重炭酸土類泉や石膏泉、あるいは泉質表示にキーワードとして重曹や含土類、硫酸塩の文字が含まれるような温泉が良いように感じます。ナトリウム−塩化物泉(食塩泉)であっても、成分にマグネシウムやカルシウムが多少含まれていると、浴後の肌がしっくりとなじみます。理由はわかりません。
D具体的にあげれば・・・
 先の豊富温泉のほか、留寿都温泉、ふるっぷ温泉、アヨロ温泉、中標津保養所温泉、ワイス温泉などが良かったように感じました。例外もあるようです。

繰り返しますが、私自身の経験です。
一般論とはまるで異なります

長くなってしまいました。理由はともあれ、
温泉人(おんせんびと)は温泉に入ると、不思議と肌が良くなります。

多くの方の、一助となれば幸いです。

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